シロちゃん、
最後まで頑張りながら2025/4/29 21:30ごろ、
息を引き取りました。
ブログを拝見いただいている皆様、
シロちゃんの渾身の生を見知っていただき、
応援いただき、ありがとうございました。
同じく、扁平上皮癌の子と暮らしている方もいらっしゃるかと思います。
シロちゃんについて知って頂きたく、記させていただきます。
最後の日
■早朝3時~
低体温症をおこし、温めを行っていきました。
温め前と後では大きく反応が変わり、
自力で起き上がり、飲水なども見られました。
しかし、相変わらず自力での食事も食べずの状況で、
ふらつきも相当なものでした。
■早朝6時~
動きが多くなってきました。
毛布やタオルをずらしたり、寝返りしたりが見られます。
体温も上昇し、多少持ち直したようにも感じます。
ただ、殆ど睡眠をとれていないように思います。
■朝9時~
昨日の低体温症発祥の頃よりは元気です。
しかし、いくらかマシな程度であり、
動かない下半身を引きずり、上体を起こし、
水を飲むくらいです。
水を飲み、体温が下がるのを気にしながら
温めを継続していきます。
僕は嫁にシロちゃんを託し、
猫カフェへ出社していきます。
■昼13時~
嫁から一報が入ります。
シロちゃんが起き上がり、
チュールを舐めて、半本ぐらい食べたとの連絡が入る
喜ぶも、相変わらず具合が悪そうには変わらないとのこと
しかし、一縷の希望を抱いてしまいます。
食べなかったのに、自分で食べるなんて…
■夕方17時~
嫁から一報が入ります。
相変わらず具合は悪そうだけど、
なでたり呼びかけると、鳴いて返事をしたり、
ゴロゴロ言ってくれると!
希望を感じてしまいます!
先長くないとしても、一旦持ち直してくれるんじゃないかと!
■夜21時過ぎ
スタッフにお店の締めをお願いし、
シロちゃんの元へ足を速めます。
具合は悪そうでも、
希望が見えています!
山場だと踏んでいたところなので、
朗報が続いて上向きなんじゃないかと考えてしまいます!
■帰宅
帰宅してシロちゃんに声をかけながら撫でます。
聞いていた通り、具合は別段よくなさそうです。
ケージを見ると、
お手製の枕が作ってあったり、きれいなタオルで保温されていて、
しっかりやってくれている嫁に感謝です。
今後の方策について考えなくてはなりません。
シロちゃんの隣で話している矢先、
シロちゃんの頭が枕から落ちます。
驚き、触れてみると、
再度低体温になっています。
希望を持っていた矢先、
急にこんなになるなんて…
お腹を余熱で温められるように、
カイロを包んでセットします。
しかし、
シロちゃんの頬がどんどん冷たくなっていきます。
呼吸も浅く早くなっていきます。
呼びかけてなでると反応があります。
急に体温が上がらぬよう、負担をかけないよう気を付けつつ、
がんばれシロちゃん!と二人で声をかけ続けます!
すると、
その声に答えてくるかのように、
お手手を伸ばしてくれます!
しっかりお手手を掴み、
励まします!
しゃっくりの様な症状が出てきました。
呼吸が早く、横隔膜が痙攣したのだと思われます。
呼吸が浅く広くなってきます。
続き、足が痙攣してきました。
シロちゃん、シロちゃんと声をかけながら撫でることしかできません。
痙攣が収まると、
さらに呼吸は浅くなり、ついには呼吸が止まってしまいました。
枕から落ち、
ここまで5分くらいの出来事です。
シロちゃん、シロちゃんと声をかけながら、
撫でられるのが好きだったお尻や背中を揉みほぐします。
反応し、喜んでくれるのではないかと…
生きたいと思い、
自ら立ち上がり、ちゅーるを舐めたシロちゃん
大好きなちゅーるを舐め、力を蓄え、
僕に会うまで待っていてくれたのかなと思ってしまいます。
最初は触れることも許してくれず、
強烈な猫パンチを繰り出し続けたシロちゃん
その内、背中だけ触るのを許してくれて、
少しだけゴロゴロ言ってくれたシロちゃん
ある日突然、おねだりニャーから全身マッサージを許してくれたシロちゃん
ご飯の時も元気にニャーニャー早くしろと催促してくれる様になったシロちゃん
急に数日前から容体が悪化したシロちゃん
一気に力なくなり、ご飯をシリンジから飲ませていた時も、
すんなり受け入れ微かにゴロゴロ言いながら、
全身を完全に預けてくれたシロちゃん
とってもかわいい子です!
一日何時間も撫でながら体をふいたりお尻を撫でたり。
わずか約5か月と短い期間でしたが、とても永く一緒に居たように感じます。
とってもかわいい子です!
シロちゃんの件、
色んな方から苦しくないようにと言われてはきましたが、
ボロボロの状態でも立ち上がり、
ボロボロの姿でも甘えてくるシロちゃん
健気に頑張る姿を近くで見ていた僕には、
とてもその選択をとることはできませんでした。
果たしてこの選択は、正しかったのか 自分に問います。
これは今後、一生僕にかかってくる問いとなっていくのでしょう。
シロちゃんが全く苦しくなかったかと言われればそれは違います
シロちゃんが生きるのもう辞めたいといったかと言われれば、
それも違うかとは思います。
最後の迎え方として、どのようにしてあげるのがシロちゃんの望みであったのか、
それはわかりません。
ただ、一つだけ、
シロちゃんは最後の日もとても頑張り、生きようとしていました。
そんな健気で気高いシロちゃんを、僕はとても愛おしく思いました。
シロちゃんは、
しっかり頑張って眩い生き方を見せてくれました。
問いの答えは出ません。
そして僕はこれからさらに、
この問いを経験していくことになるのでしょう。
シロちゃんの眩い生は、
確かに存在し、僕の中に残り続けます。
猫たちを守る活動、猫又療養所の成功を目指し、
更に頑張っていくことで、シロちゃんの生にも答えられる気がします。
これを乗り越え、
頑張っていこうと思います!
シロちゃん、短い間だったけどありがとう!
胸を張って自慢したい!
うちのシロちゃんは、最後まで立派で気高くかわいい子だったと!
思い出を深く心に抱きしめて、明日からも頑張っていこうと思います!
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