みなさん、こんにちは!
今回は
トーテミズムとアニミズム後編 です!
旧石器時代の世界観の中で、
人類と動物たちがどのような関係にあったのかを、
動物愛護の視点から、現代と比較しながら考察していきます!
現代と旧石器時代の「動物愛護」の違い
まず、はっきりした違いがあります!
旧石器時代には現代的な意味での
• 「動物を守ろう」
• 「殺してはいけない」
といった
倫理規範としての動物愛護は存在していませんでした!
しかしその代わりに、当時の世界には、
• 動物を粗末に扱ってはいけない
• 殺すなら、意味をもって殺さなければならない
という、世界観レベルの制約が存在していました!
世界観レベルの制約とは何か
世界観レベルの制約とは、
倫理やルールを超えた、さらに深い層の話です!
わかりやすく言うと、
「選択肢そのものが最初から存在しない状態」
です。
• してはいけない → ルール
• する/しないを選ぶ → 倫理
これらを超えて、
そもそもそのような発想自体が成立しない世界。
それが、旧石器時代の人々が生きていた世界でした。
旧石器時代の動物観
現代では、
• 動物を殺してもいいか?
• 虐待は悪いか?
• 保護すべきか?
といった判断や選択の上で、
動物愛護が語られます。
一方、旧石器時代では、
• 動物を「モノ」として扱う発想がない
• 命を軽く扱うという選択肢が存在しない
判断以前の状態が前提でした。
「必要がないのに動物を殺す」という行為自体が、
意味不明なものだったのです。
なぜなら、
• 殺すという行為は「世界との関係を壊す行為」
• 動物は対話相手である存在
と考えられていたからです!
旧石器時代において、
人と動物は同じ世界に属する対等な存在でした。
上下関係は存在しません!
アニミズムの核心
アニミズムとは、
「万物に魂がある」という考え方です。
これを深く掘り下げると、
その本質は次のようになります。
動物は、モノではなく意思をもつ存在
• 獲物は「捕らえられる存在」ではない
• 捕らせてくれるかどうかを決めるのは動物側
• 人間は常に「試される側」
そのため、
• 無駄に殺す → 世界から拒絶される
• 敬意なく扱う → 次から獲れなくなる
• 死を軽く扱う → 災いが返ってくる
と考えられていました。
トーテミズムの核心
トーテミズムも、
「動物を祖先とする」という表面的な理解では不足してしまいます。
その本質は、
特定の動物と人間集団は、同じ系譜に属する
という考え方です。
つまり、
• 仲間が動物として存在している
• 特定の動物を殺すことは、仲間を殺すことと紙一重
そのため、多くの文化で、
• トーテム動物は殺さない
• 殺す場合は厳格な儀礼が必要
• 食べる前に謝罪・感謝・供養を行う
といった行為が見られます。
壁画が示す世界観
この時代の洞窟壁画では、
• 人間は小さく描かれる
• 動物は大きく、正確に、躍動的に描かれる
という特徴があります。
この世界の主役は人間ではなく、動物である
という認識の表れと考えられています。
旧石器時代の動物愛護の原型
アニミズムとトーテミズムが合わさった結果、
動物愛護の原型とも言える考え方が生まれました!
現代語に訳すなら、こうなるでしょう!
「動物の命は、人間の都合で勝手に処理していいものではない」
発想や背景は大きく異なりますが、
導かれる結論は、現代の動物愛護と非常に近いものです。
旧石器時代の動物愛護は、
愛ではなく動物への畏れと敬意によって支えられていました。
• 動物をかわいそうとは思っていない
• しかし、軽んじることを強く恐れていた
この構造が、当時の根幹でした。
この時代の動物達はどのように捉えられていたか、
構造が理解できたかと思います!
しかし、この後、
この人間と動物たちの関りは大きく変化していきます!
次回は、
中石器時代と新石器時代に時代が移り変わります。
果たして、動物と人はどのように変わっていくのでしょうか。
次回はこの辺りを掘り下げてみようと思います!
旧石器時代の猫について🐱
最後に、この時代の猫について触れます!
旧石器時代には、
イエネコは存在しません。
しかし、ネコ科動物は確実に存在し、
人類と同じ世界に生きていました。
• ライオン
• ヒョウ
• ジャガー
• ピューマ
• ヤマネコ系
いずれも、
「飼う・飼われる」という関係が成立する相手ではありません。
小型のリビアヤマネコ系の猫は存在していましたが、
人間の生活圏とはほぼ重ならず、
人類が接していた猫といえば、
主に大型ネコ科動物だったと考えられます。
当時の猫は、
• 人間を襲う存在
• 強い恐怖と畏怖の対象
でした。
またネコ科特有の、
• 群れない
• 従わない
• 調教に向かない
といった性質もあり、
家畜化や共生という発想自体が成立しなかったと考えられます!
また、夜行性という特性から、
• 夜
• 闇
• 静寂
と結びつき、非常に特別な存在として捉えられていた可能性があります!
洞窟壁画に描かれたネコ科動物は、
極めて写実的で、筋肉や姿勢、動きも精密です!
食料動物とは明らかに異なる扱いを受けていました!
まだ猫吸引ができない時代ですね!
切ないです!
余談 この時代の犬🐶
余談ですが、
犬の祖先はこの頃から人間と暮らし始めていたとされています!
人間社会に近づいたオオカミの一部が居つき、
狩りの相性も良く、互いに利益のある存在として、
共に狩り、共に生きる同盟者
のような関係を築いていたと考えられます!
歴史をたどりながら、
人と動物の関係を考えるのは本当に面白いですね!
それでは、次回もお楽しみに!

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